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喜治塾ニュース・トピックス

公平・中立

昨日は、長崎県諫早市にいました。
諫早市ってどこかわかりますか?
長崎空港があるのは大村市。
原爆資料館、平和公園、グラバー邸などの観光名所のある長崎市内までは空港から車で1時間半くらい。空港のある大村市と観光地長崎市の間にあるのが「諫早市」だ。
最近だとジャパネットの創業者 高田さん(前社長)が諫早市を本拠地とするサッカーJリーグ「V・ファーレン長崎」の社長となったので話題になった。
昨日、空港までのタクシーのなかで運転手さんが嘆いていた。
「せっかくV・ファーレン長崎が諫早市内に来てくれたのに、全然活かしきれていない。」
「諫早市長と高田社長がうまくいってないんだよ」
高田社長から駐車場やアプローチ道路などの協力を依頼された諫早市長は頑としてきかないもんだから、V・ファーレン長崎は諫早市を離れ、長崎市に行ってしまうようだ。
タクシーの運転手曰く
「一民間企業に役所が加担するわけにはいかないというんだけれど、諫早市自体が沈みそうな時に何を言っているのか!市民の9割はそう思っているのに! 」
「じゃあ選挙で市長を変えようとなるかというと、そうはならない。誰がやるんだ、ってとこで止まっちゃうんだよ」
「ここ3人くらいの市長はみんな市役所上がりの人だから、市役所のことしか考えてないんだ。だからダメだ」
「V・ファーレン長崎の試合があればどれだけの効果があると思う。人が集まればお金が落ちる。われわれタクシーも仕事が増える。そういうこと考えてくれないと」

空港までの道中30分くらい、ずっと語っていた。

公務員は中立・公正でなければならない。
サッカーだけ特別扱いはできない。野球だって、テニスだって他にもいろいろある。
ましてや一民間企業の片棒を担ぐのは公平性に反する。

でも、金が落ちなくて、経済が萎み、人が離れ、市が消滅してしまっては元も子もない。

このバランスをどうとるかが難しい。
机上の教書的正解は、あくまで公正・中立だろう。しかし市が消滅するとすると何のための公正・中立なんだろう?

公務員試験を受験するみなさんはどう考える?