columnsコラム
2023/07/28
図書館での【政策法務研修】の思い出!!
研修をはじめてまだ4、5年の頃だったでしょうか。
たしか「政策法務研修」だったと思います。
区立図書館の方がいらしたので、日頃から疑問に思っていたことをぶつけてみました。
その「疑問」についてお話しする前に、私が学生時代よく公立の図書館を利用していたことを話させてください。図書館を利用していたと言いましたが、「本好き」でも「読書好き」だからではなく、勉強場所(友人と一緒に過ごす場所?)としてよく利用していました。日曜は混み合うので朝早くから勉強に、いや席取りに出かけていました。
勉強もしましたが、休憩スペースで友人と過ごしていた時間の方が長かったかもしれません。当時は、図書館の閲覧席は図書館の本を読むためのスペースで勉強場所はないから、受験勉強のために使うのは禁止だとか、1日占領するのは他の利用者に迷惑だから2時間までだとか、席を15分以上離れたら係の人が机を片付けてしまったり、受験生VS図書館職員のような様相でした。
さて、話を戻します。
政策を考える研修でしたので、図書館の職員の人にちょっと意地悪な質問をしてみました。
「学生たちは勉強場所を探しているのだから、勉強場所を提供するのも図書館の一つの在り方ではないのか。本を読む人は、図書館から借り出せるわけだから、借りて自宅で読めばいいじゃないのでしょうか。」
その方は日々受験生と格闘をしている方だったようで、「とんでもない! 図書館の閲覧席は図書館の本を読むスペースなのです」とすごい勢いで怒られました。
「でも、図書館の中にはいろいろなスペースがあるし、結構ゆったりもしているから、勉強スペースも作ってあげるわけにはいかないでしょうか」と食い下がってみました。
市民のニーズにこたえるとか、子供居場所作りとか、最近よく使われる言葉からしても、考えること、検討すること自体はしてもいいのかなとは思いました。
ただ、最後に一言。当時(学生の頃)のわたしたちの態度は、勉強というより、ただの場所取りで勉強そっちのけで、休憩と称しては「ダベッてばかり」だったようにも思います。
そういう学生たちと毎日やり合っていた職員さんには申し訳ない気持ちです。
もう何十年越しですが、すみませんでした。